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第12回産業再生・第14回公園 合同部会

志津川市街地の嵩上げが始まる(26.1月)

▲志津川市街地の嵩上げが始まる(26.1月)

 第12回産業再生部会・第14回公園合同専門部会が1月16日6時半から開催され、13名の参加と委任状による30名で会の成立となった。
 初めに行政より報告があり、市街地の嵩上げに伴う「う回路」のルートが報告された。国土交通省東北地方整備局・仙台河川国道事務所から1月14日の地元への説明書により、被災志津川市街地の国道45号・国道398号う回路が、合同部会を含め開催された住民の集まる場所でも説明された。
 旧国道45号から先行する区域の嵩上げにより、う回路の整備がされる。1~2月に区画が設定され、3~4月に地権者説明、4~5月に工事が開始され、6~7月には共用開始となると言う。生活道路確保と言う事で、初めに45号の嵩上げをする。嵩上げに現道路のアスファルトの撤去、現道の山側の直ぐ隣に、上の山を包むようにを新国道45号が整備予定で、水尻川から新井田までのルートが示された。
 現在、五日町が「ショッピングモール」の場所確保になり、仮設商店街の移転候補地として嵩上げが進み、この場所は上の山の山裾を通る為に「10m」を予定している。
 水尻川から駅前に向かい、旧本吉クボタ前を真っ直ぐに八幡神社へ、そこから上の山避難場所の山沿いをぐるりと通り、農協のあった新井田川までがう回路となる。漁民の方々の市場までの本浜を通る道路は生かしてゆくものの、市街地の嵩上げは進む中で、志津川清水線の志津川市街地も10mとなるので、今後は一帯全てが通行止めとなる。

志津川市街地イメージ図

2014/2/3掲載

第14回高台移転部会

 第14回高台移転部会は1月9日に南三陸ポータルセンターで開かれた。参加メンバーは6名で顔触れは変わってはいるものの、数は同じで委任も6人と12名の参加として会は成立し、行政からの説明と高台移転の議論が交わされた。
 はじめに西区の移転の場所を決めるシュミレーションが行われたが、参加した方々は3地区の時も参加されていたため、その状況は理解でき、同じことの繰り返しに会議内容に疑問を持ち始めているようでもあった。約22名の会員任期も終わり、再度部会員の募集が来月ごろから始まる。
 つづいて高台移転の土地の価格と、造成引き渡しの大括りでの時間経緯が報告された。被災住民が一番気になる土地の価格が発表となった。基本的には100坪を対象として、東地区の東が56,100から62,700で、借地が6,600から7,400、東地区の西・北は同じ金額であった。中央地区は52,800から59,400で、借地は6,200から7,000。西地区の東・西は49,500から56,100で借地は5,800から6,600となった。価格の差は土地の評価額で造成経費とは関係ないと言う。しかし、被災地の買い上げ価格の差に土地取得の大変さを感じる。
災害公営戸数  最終的な3地区の土地希望決定にあたり、26年1月17日から個別相談が各地で開催される。26年春までには土地の「決定」「登録」と、土地の区割り決定で本格造成となる。当初の造成面積が減る事はないが、残った土地は地区形成で必要とされる施設の確保に活用される。
 東地区の東、西地区は27年からと明示されているが、他の地区は28から29年とまだまだ先である。現在も登米市への被災住民の移転活動は活発に行われ、人口流出は今後も年々続くと心配する。
 1月8日配布の「マイタウン情報」に高台移転情報の掲載に力を入れると書いた。その反響から住民の求めていることを行政から聞き取り、高台移転の現状と「今」を伝えていきたい。

東地区の西

東地区の西北

東地区の東

東地区の東

2014/2/3掲載