南三陸町志津川マイタウン誌「千葉総合印刷」 南三陸町マイタウン情報「志津川広報センター」

南三陸マイタウン情報

2013年01月の出来事 〜地元報道より〜

◆名足小再開、復旧着手へ

 目の前が海の南三陸町名足小学校。震災時には2階床上20㎝ほどまで津波が押し寄せた。
 町教委は高台への移転新築と、現地復旧のいずれかについてPTA、地域住民に打診していたが、「ほぼ全員が現地復旧を望んだ」ことから現地での災害復旧工事に着手することになった。
 工事は新年度からの予定で、工期は未定だが、2学期中に児童たちが戻れるようにしたい—としている。

◆「スピード意識して」 仕事始めの式

 南三陸町の仕事始めの式が、ベイサイドアリーナ文化交流ホールで行われ、佐藤仁町長が職員ら300人を前に「復興のスピードを緩めることなく走り抜けよう」と語った。
 産業の復旧、復興計画は「順調に進んでいる」としながらも「町民には復興の姿が見えないとの思いもある」と強調。「常にスピードを意識しながら復興を進めなくてはならない」と呼び掛けた。

◆太田国交相が被災地視察

 太田昭宏国土交通大臣が1月5日、大臣就任後初めて南三陸町入りし、被災、復興状況を視察した。
 太田大臣は、町職員ら42人が死亡・行方不明となった町防災対策庁舎を訪れ、祭壇に向かって手を合わせた。崩壊した旧国道45号歌津大橋も訪れ、今後の整備計画などを聞いた。

南三陸プラザ

◆「南三陸プラザ」完成

 南三陸町天王山地内の高台で建設が進められていたコンベンション施設「南三陸プラザ」が1月6日、オープンする。
 阿部長商店が中小企業庁のグループ補助金を活用して、被災した高野会館に代えて建設した施設で、祝い事や法事、会議などに使用できるホールを整備しており、旧施設にはなかったレストランも設けられている。

◆計画遅れを懸念

 南三陸町の志津川中央地区で予定されている高台移転計画の遅れが心配されている。移転先にある埋蔵文化財の調査に当たる人員を募集しても集まらないためだ。
 調査にはスコップなどによる土掘り、土運び作業などを行う人員が必要で、町は昨年60人を募集したが、今のところ集まったのは28人。「年度内は様子を見て、それでも集まらない場合は新年度に対応を検討したい」としている。

◆「復興加速が仕事」

 谷公一復興副大臣が1月9日、南三陸町を訪れ、佐藤仁町長らと復興事業について意見交換した。
 佐藤町長は要望書を提出し、①復興庁の機能強化②JR気仙沼線の早期復旧への財政措置—など、10項目について説明した。

◆志津川病院・基本計画策定委が提言

 震災で被災した公立志津川病院を再建させるための基本計画素案がまとまり、南三陸町病院整備基本計画策定委員会が1月10日、町当局に提言書とともに提出した。
 提言書では、個別では医師確保が難しいことから、登米市民病院と合同で両病院への医師配置を審議する医師配置運営協議会を立ち上げることを求めている。

◆入谷伝統行事「農はだて」

 南三陸町入谷、ひころの里で1月11日、一年の農耕の始まりを告げる伝統行事「農はだて」が行われた。「農始立」とも呼ばれ、毎年1月11日に行われており、この日は住民や子供たちが縄をなったり、もちを使って水稲の作況を占ったりした。

◆幼稚園で110番教室

 南三陸署による110番教室が1月11日、志津川沼田のあさひ幼稚園で開かれた。この日は署員をはじめ、県警マスコットキャラクター「みやぎ君」や、地元のゆるキャラ「オクトパス君」が訪問し、園児たちが110番通報の正しい利用や防犯などについて学んだ。

成人式

◆新成人の門出祝う

 南三陸町の町総合体育館「ベイサイドアリーナ」で1月13日、成人式が行われた。式典では大震災の犠牲者に黙祷がささげられ、震災被害から残った中学校や、高校の思い出の写真がスライドで紹介された。友人たちとの懐かしい姿に多くの笑顔と歓声があふれていた。

◆水揚げ震災前8割まで回復

 南三陸町志津川魚市場の昨年の水揚げ実績がまとまられ、水揚げ量は5100㌧、金額は13億7800万円となった。震災のあった一昨年より数量は倍増し、金額も44%増加した。

◆声高らかに「ささよ」

 南三陸町歌津寄木地区で1月15日、約250年前から地元に受け継がれているという小正月の伝統行事「ささよ」が行われた。小学1年から中学3年までの男の子6人が参加し、地域の大漁と航海安全を願った。

◆活動推進員6人委嘱

 南三陸地区交通安全活動推進委員への委嘱状交付式が1月16日、南三陸署で行われた。新たに6人が加わり、交通安全教育の普及や地域内の道路の危険箇所、キャンペーン活動などを通して地域の交通安全を守る要として活動する。

◆ピザ窯完成

 1月19日に落成式を迎えた南三陸町オーストラリア友好学習館前に、タコの形をしたピザ窯が設置された。窯は1.8㍍四方で、ピザが3枚ほど焼ける大きさ。あさひ幼稚園の園児らが思い思いの絵柄を描いたホタテ貝が60枚ほど貼り付けられており、生涯学習活動や災害時の炊き出し用などとして活用される。

◆歌津中に消防庁長官賞

 南三陸町歌津中学校が、消防庁など主催の防災まちづくり大賞で消防庁長官賞を受賞した。
 防災まちづくり大賞は防災に関する優れた取り組み、工夫、アイデアなどで災害に強い安心・安全なまちづくりを行っている団体を毎年表彰している。
 長官賞は県内で唯一であり、全校生徒で結成している少年防災クラブで積極的な活動を行うとともに、バックアップする組織も立ち上げ、地域ぐるみで取り組んでいることが評価された。

◆友好拠点が完成

 南三陸町オーストラリア友好学習館(コアラ館)が完成し、1月19日に現地で落成式が行われた。
 震災の支援を行っている豪州ニュージーランド銀行の寄付によって建設された生涯学習施設で、公共施設としては町内第1号の本復旧となる。
 落成式では行山流水戸辺鹿子躍が披露され、関係者がテープカットをした。先日配置されたタコ窯で焼いたピザなども振る舞われ、完成を喜びあった。

◆バスケットボール 志津川協会長杯

 南三陸町ベイサイドアリーナで1月19、20日に志津川バスケットボール協会長杯が開かれ、男子は小泉中学校、女子は佐沼中学校が優勝した。
 bjリーグの仙台89ERSなどの協賛で開催されている大会で、今年は男子11校、女子12校の出場となった。
 選手たちは盛んな声援を受けながらコート上を走り回り、果敢にゴールを狙っていた。

◆イスラエルからモニュメント

 南三陸診療所隣に、イスラエルから贈られた復興祈願彫刻が設置された。
 イスラエル医療団は、栗原市の佐藤勇市長が橋渡し役となり、震災で公立志津川病院が壊滅するなど十分な医療ができない状況だった町に入り、コンテナの診療所で高齢者の健康維持や、妊産婦の検診などの医療支援に当たった。
 1月22日には披露式が行われ、町、イスラエル両関係者が末永い交流を願った。

◆原子力災害対策 防災会議

 南三陸町は地域防災計画の一部となる原子力災害対策編の策定を進めている。女川原発から半径30㌔圏内に町の一部が入るためで、1月23日に対策編について話し合う町防災会議がベイサイドアリーナで開かれた。

◆南三陸町フットサル大会

 歌津中学校体育館で1月20日、南三陸町フットサル大会が開かれ、地元出身者らが熱戦を繰り広げた。仙台や関東から帰省してきた学生や社会人、町役場、警察署に駆け付けている応援職員など、9チームが参加。優勝はPK戦を制したRECKLESS、準優勝はEstadaとなった。

◆新病院、ケアセンター新築

 南三陸町は新病院と、隣接する仮称・総合ケアセンター新築の技術提案の設計者を公募型プロポーザル方式で行い、選定する。
 ケアセンターは志津川保健センター、地域包括支援センター、子育て支援センターなどが入る施設とされている。
 両施設は、ベイサイドアリーナ東側の森林に建設される予定。建物はそれぞれ別棟になるが、両方を連結する計画で、機能面でも連携していく。
 設計は年内に終了予定で、26年の年明けに建設着手。27年4月の開院、供用開始を目指している。

◆死亡事故ゼロ3500日

 南三陸町歌津地区が、1月14日で交通死亡事故ゼロ3500日を達成。県警本部交通部長から感謝状が贈られた。25日には歌津総合支所で感謝状の伝達式が行われ、町、南三陸署、町内の交通安全関係団体などから10人が出席した。

◆サケ稚魚を放流

 南三陸町の水尻川で1月25日、サケ稚魚の放流が行われた。町が志津川淡水魚協に委託して行っているふ化・放流事業で、今シーズンは親魚の不漁に見舞われ、例年の半分ほどの放流になる見込みだ。

◆海と山がコラボ

 南三陸町の海と山の地域ブランドづくり研修会が、1月26日から始まった。海と山のコラボレーションによる町独自の商品開発を進めることを目的とした3回シリーズの研修会で、初日は森林のブランド化や現状などについて理解を深めた。

◆マダラ解禁 福興市と一緒にまつり

 南三陸町で1月27日、寒鱈まつり福興市が開かれた。震災前からこの時期に開かれている寒鱈まつりと福興市を合わせたイベントで、水揚げが解禁されたばかりのマダラを買い求める人たちでにぎわった。